『登山の三種の神器』レインウェアに関してお話します!
早速ですが、私、
レインコート『は三種の神器』の中でも最重要だと考えています。
何故なら、正しい『重ね着』を行うには、レインウェアは必須だからです。
普段日常的に行っている『重ね着』・・・
あなたは『命を守る』ための本当に合理的な重ね着ができているのでしょうか?
本日は、私がレインウェアが『登山の三種の神器』の中でも最重要装備だと思う理由と、
『命を守る』レインウェアを選ぶための『重ね着(レイヤリング)』の原則に関してお話いたします!
ぜひご覧ください!
目 次
『登山の三種の神器』最重要装備 ?
なぜ、レインウェアが最重要(だと思う)装備なのか?
ズバリ、命に直結する装備のひとつだからです!
レインウェアが命に直結なんて大げさだと思いますか?
ですがそうでもないんです!
まずは以前紹介した『3の法則』から考えてみましょう。
3の法則、『空気が無いと3分、体温が維持できないと3時間、水を摂取しないと3日、食じを摂取しないと3週間で生命に危険が及ぶ』という生命のタイムリミットを表す原則です!
そこから考えると、『体温を維持できないと3時間』というタイムリミットは空気に次いで短い期限であり、水や食料の確保よりもよっぽど緊急性が高いということが分かります!
そして、その体温を守るために重要なのがレインウェアなのです!
『体温の保護』の重要な原則『レイヤリングの法則』から『レインウェア』が重要な理由を解説していきます!
『レイヤリング』の法則
皆さん『レイヤリング(重ね着)の法則』をご存じですか?
きっと普段日常的に重ね着をしてますよね?
でも、まったく同じ服を着ていたとしても、レイヤリング(重ね着)をする順番によって寒さを防げる能力がまるっきり違うってご存じですか?
体温の維持が死に密接につながる登山などの世界では、上の画像のような『レイヤリング』として知られているのです。
汗冷えを防げる吸汗速乾性の『ベースレイヤー』
空気を含み体温を保持できる『ミドルレイヤー』
防風、防水性能の高い 『アウターレイヤー』
という順番で着ると、極寒の中でも体温を守れることが知られているのです!
中でも、風や雨を防ぐ『アウターレイヤー』の役割は重要です。
『アウターレイヤー』が無ければ『ベースレイヤー』が皮膚表面の汗を減らし、『ミドルレイヤー』暖かい空気を保持しようが、あっという間に皮膚は濡れて、体温も空気と共に流されてしまいます。
体温を守るうえでの、防風、防水性能の必要性に関しても簡単に説明しておきましょう!
防風性能
先ほども話したように、風が当たると速い速度で温度が奪われます!
温度差のある空気を吹き付けると、多くの量の空気が接触できるので、効率よく熱が移動していきます。
皆さんも熱い料理をふーふー息を吹きかけて冷ましますよね?
ラーメン(80℃)と息(36℃)でも、体温(36℃)と風(10℃)でも触れる空気の量が増えれば早く冷めるのは同じことなのです。
熱を逃がさないために防雨風性能は絶対に必要です!
防水性能
濡れると体温と体力は急激に奪われます。
水の熱伝導率は空気の約25倍も高いといわれ、空気を吹き付けるよりもよっぽど早く熱が奪われます。
ひとつは空気よりよっぽど高い熱伝導率によって、どんどん熱を奪われてしまいます。
風の例では、ラーメンをふーふーする例を出しましたが、料理をする方なら『流水解凍』とかってする方いませんかね?
魚や肉をビニールに密閉し、上から水をかけると非常に短時間で解凍ができるのです!
部屋の温度(25℃)より、水の温度(17℃)のほうが温度が低いのに、冷凍サンマ(-18℃)があっという間に解凍できるのは、25倍の熱伝導率と水道水の流量(触れる量)が影響しているのです。
さらに、蒸発熱で体温で服が乾く際にも熱を奪われてしまいます。
山の天気は非常に変わりやすいことが知られています。
体温を守るには防水性能も非常に大切なのです!
結論、『三種の神器』はレインウェアが最重要!
いかがでしたでしょうか?
『レイヤリングの法則』を知り、そのうえで防風、防水性能の重要性がお分かりいただけたでしょうか?
『登山の三種の神器のレインウェア』は防風、防水性能の高い『アウターレイヤー』として活用できます。
そういった理由から、
三種の神器の中でも命に直結する装備である『レインウェア』が最重要であると考えるのです!
ちなみにおすすめは、ゴアテックスという素材のレインウェアです!
防水透湿素材で雨は通さず湿気による不快感を防ぐという素材です!
少しお高いのが難点ですが。。。
他にもゴアテックス以外にも各メーカーが防水透湿素材のレインウェアを発売しているので探してみるとよいでしょう。
コストパフォーマンス的にはミズノの出しているレインウェアや、ワークマンで発売しているレインウェアなどもあります。
ぜひ、参考にしてしっかりとしたレインウェアをご購入ください!
ちなみに撥水素材と記載しているものはできれば避けた方がいいでしょう。
撥水機能は土砂降りや長時間の雨ではどんどんと水分を透過してしまいます。
お気を付けください!