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雨水タンクを付けるべき5つの理由

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こんにちは!智行です!

私は、いつか家を買ったら雨水タンクは絶対に付ける、と決めています。

さて、皆さんは災害時の水の備蓄はお済でしょうか?

人は1日最低でも2ℓの水分が必要といわれています。

例えば首都直下型地震、上下水道の95%復旧まで、30日ほどかかるという試算があります。

さらに、南海トラフでも名古屋大学によって復旧には最低90日間を要するという試算が報告されています。

例えば、家族4人で1日2ℓ、30日分の水を備蓄するならば、240ℓもの水が必要な計算になります。

とんでもない量ですよね?

私は、『雨水タンク』がそんな悩みを解決できるかもしれないと考えております!

そこで、本日は『雨水タンク』を付けるべきだと思う5つの理由を解説していこうと思います!

この記事を読めば、雨水タンクを知り、最適な雨水タンクを考えるお役に、お役に立つんじゃないかと思います!

何故なら、雨水タンクを付けることで、次のようなメリットを期待することができるからです。

  • 水道が止まっても雨のたびに補充できる
  • 浄水すれば飲用に使いやすい
  • 平時も水やり洗車、洗濯等に使える
  • 比較的簡単、安価で設置可能
  • 助成金がつく場合が多い

素晴らしいことばかりではないでしょうか?

この記事を読んで、是非とも、雨水タンクについて知って、検討していただきたいと思います。

雨水タンクの概要

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そもそも、雨水タンクがどういうものなのかをそこまでご存じない方のために、本当にちょろっとだけ、説明をさせていただきます!

雨水タンクを一言でいうと、

屋根に降った『雨水』を、貯めておくための『タンク』

のことです。

普通の家だと、屋根に降った雨水は、『雨樋』を通って、捨てられます。

街だと、雨水道とかに流されてるんですかね?

その『雨樋』から雨水をパイプで引っ張って『タンク』に入れるのがよくある形状です。

とてもシンプルなので、なんとなくイメージはできますでしょうか?

ですが、屋根に降って捨てられている雨の量というのが、ばかになりません。

30坪(100㎥)の平均的な屋根に、一年間で降る雨(1700㎜)の量​は、

1700㎜×100㎡=170㎥!

つまり17万ℓ!​

単純計算だと、1日当たり465ℓ!

…まあ、厳密には雨樋が4つあれば、一つの雨樋には、その1/4ずつしか集まりませんし、そもそも季節で降水量は変化しちゃうんですけど…

でも、すごい量ですよね?

災害時、これだけの水が勝手に補充出来たらどうですか?

僕が雨水タンクをおすすめしたい理由が少しお分かりいただけるのではないでしょうか?

さらに詳しく『雨水タンクを付けるべき5つの理由』を解説していきましょう!

雨水タンクを付けるべき5つの理由

結論、雨水タンクには次のようなメリットがあると考えます!

  • 水道が止まっても雨のたびに補充できる
  • 浄水すれば飲用に使いやすい
  • 平時も水やり洗車、洗濯等に使える
  • 比較的簡単、安価で設置可能
  • 助成金がつく場合が多い

少しだけ詳しく解説いたします。

1.水道が止まっても雨のたびに補充できる

まずなんといっても、雨水タンクの最大の魅力は、雨のたびに水を貯めることができることです!

先ほど少しお話しましたが、

この雨の多い日本においては、一回雨に降った雨水を貯めるだけでも、十分に数日過ごせるだけの水を得られることが期待できます!

もちろん、電気、ガス、水道が止まっていようが関係ありません。

破損さえしなければ、災害中も使えるのです!

2. 浄水すれば飲用に使いやすい

雨水タンクの水は、浄水で飲料水に変えやすい水のひとつだと思います。

何故なら、川や海などの水に比べて、塩化ナトリウムや寄生虫、病原菌、化学物質、重金属等等が含まれることが非常に少ないからです。

基本的に、軽く煮沸消毒するだけでも、十分に飲用に飲用として使うこともできるでしょう。

確かに、雨の中には黄砂や粉塵が含まれ、酸性雨の原因であるNOx(窒素酸化物)やSOx(硫黄酸化物)といわれるものが含まれていることが知られています。

ですが、そこまで短期的な害が出る可能性も少なく、初期雨水(降り始め20分の雨)を取り除いたり、浄水器にかけてやることで、十分に飲用できるでしょう。

3.平時も水やり、洗車などに使える

普段から、水やり洗車などに活用することができます。

その為、節水や節約に貢献できるでしょう。

むしろ、普段から使うようにした方が、水の鮮度やタンクの汚れ防止になるため、ガンガン普段から使った方がよいでしょう。

4.比較的簡単、安価で設置可能

雨水タンクは割と簡単に付けられます。

設置にそこまで専門的な知識や資格等も必要ないため、個人でホームセンター棟で購入し、自分で取り付けることだってできます。

また、値段も井戸や、太陽光パネルや家庭用燃料電池のようなものと比較すると断然安価で設置することができます。

最低だと2,3万くらいからも設置することができるでしょう。

5.助成金がつく場合が多い

ありがたいことに、助成金を出している自治体が非常に多くあります。

だいたい上限があるものの、半額は自治体が負担してくれるというパターンが多いです。

もし、そういった条件が該当するのであれば、かなりお得に取り付けができます!

阪神淡路大震災・東日本大震災など、震災時にライフラインが壊滅的な打撃を受けた際、代替水源が非常に重要になります。

特に災害時、まず必要なのは飲み水以上に、トイレ・洗濯・お風呂など雑用水が圧倒的に多いのです。

そういったことにも使うことが可能なので、もうすでに飲み物の備蓄をした方にも、

雨水タンクの設置は大変おすすめです!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は雨水タンクの解説でした!

  • 水道が止まっても雨のたびに補充できる
  • 浄水すれば飲用に使いやすい
  • 平時も水やり洗車、洗濯等に使える
  • 比較的簡単、安価で設置可能
  • 助成金がつく場合が多い

素晴らしいメリットを、ご理解いただけたのではと思います!

平時から節水、節約に使えて、災害時も非常に心強い『雨水タンク』に興味を持っていただけたのではないかと思います!

しかし、さすがにメリットだけしかないわけではありません。

次回は、雨水タンクので発生する問題点とその対策に関して解説をしたいと思います!

ぜひご覧ください!

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