こんにちは!
前回は理想的な『容器や調理器具』の条件に関して解説をいたしました!
今回は、
- 水筒(ウォーターボトル)
- コップ(マグ、キャンティーン)
- 鍋(クッカー、コッヘル、メスキット)
- 浅鍋(フライパン、スキレット)
の4種類の『容器や調理器具』の中で私が最も素晴らしいと思うものをご紹介いたします!
先にお伝えしておきますが、
「やっぱり長年使われ、研究されてきたものには、それだけ機能的に優れてるのだなぁ!」
ということがお分かりいただける内容になっているかと思います!
ぜひご覧ください!
まず、前回解説いたしましたが、私が『容器や調理器具』を選ぶ基準は以下の5つです!
- 使いやすさ
- 持ち運びやすさ(収納性・軽量性)
- 丈夫さ(耐久性)
- メンテナンスの容易さ
- 価格
これらがの基準をバランスよく満たしている『容器や調理器具』を検討しています!
目 次
水筒・コップ(キャンティーン)
容器である水筒とキャンティーンのおすすめをご紹介いたします!
まず、野外では、飲み水は煮沸できなければいけないので、金属製の容器が望ましいのですが、
私のおすすめは・・・
こちらのキャンティーン・クッキングセットです。
ブッシュクラフトの専門家・デイブカンタベリー氏が『BUSHCRAFT101』という著書の中でもおすすめしている商品です。
特徴としては、
- ステンレス製
- シンプルな一体型(パッキン等が無い)
- 豆型(キドニー型)
- 注ぎ口が大きい
- ボトルとボトルストーブやキャンテーンをスタッキング(入れ子)できる
- 比較的安価
といったところでしょうか。
まず、ステンレス製であることの魅力として、
- 直火で煮沸できる
- 耐久性が高い(携行に有利)
- 保温性が高い
といったことが挙げられるでしょう。
更に、豆型(キドニー型)であることで、
- ベルト等に装着して携行が容易
- コンパクトに収納できる(円筒型に比べて)
注ぎ口が大きいシンプルなステンレスの一体型(パッキン等がない)であることで、
- 菌が繁殖しにくい(洗浄が容易)
- メンテナンスが容易
という特徴もあります。
さらに、コップ(キャンテーン)に関しては柄が長く、写真のようにフォークなどで直火にかざすことや、木の棒を針金やDリングで止めることによって長い柄を取り付けることができます。
また、柄に関しては、先端が地面に着くようになっており、そのことが豆型にも関わらず安定性が高められています。
中にラインが入っているので軽量も容易です。
そして、 ステンレススカンティーン、カップ、ボトルストーブ、リッド(フタ)が収納バッグに収納できるセットが7425円で購入できます。
このセットなら、かなりお値打ちでしょう。
キャンティーン・セットのロマン
ですが、このセットを見て、「ミリタリーチックだなぁ」と思いませんでしたか?
世界各国の軍隊で使われている水筒、キャンテーンとこちらとほとんど同じ形状なのです。
上は陸上自衛隊で昭和に使われていた旧型の水筒Ⅰ型なのですが、ボトル、キャンテーンの形状は同じです。(現在のボトルの材質は高密度ポリエチレン)
このように、世界各国の軍隊がこの形状、材質のボトルとキャンティーンを使用しているのはしっかりと機能性的な理由があったのです。
ちょっとロマンがあると思いませんか?
ちなみに、ロシアのキャンティーンセット(VDVケトル)は・・・
蒸留が、できるそうです(笑)・・・やっぱりウォッカでも作ってたのでしょうか?
鍋と浅鍋(メスキット)
続いて調理器具のご紹介です。
理想的な野外での調理器具の条件をおさらいいたしましょう。
アルミ製で、豆型(キドニー型)で、鍋とフライパンがスタッキング(入れ子)できて、鍋は上に弦(取っ手)がついていて、フライパンは取っ手が長くて・・・
それってまさに・・・
戦闘飯盒Ⅱ型!!(現在陸上自衛隊で支給されている飯盒)
はい、昨年まで私がお世話になっていた装備品です。
戦闘飯盒Ⅱ型の特徴は、
- アルミ二ウム製
- シンプルな一体型(パッキン等が無い)
- 豆型(キドニー型)
- ボトル、キャンテーン、ボトルストーブ、リッド(ふた)、収納バックがセット
- 鍋の長い弦(収納時には短くできる)
- 浅鍋の長い柄(中蓋と接続できる)
といったところです。
アルミ二ウムなので、
- 直火で調理可能
- 非常に軽い
豆型(キドニー型)なので、
- 並べて一気に調理可能
- ベルト等に装着して携行が容易
- コンパクトに収納できる(円筒型に比べて)
構造的に、
- ボトル、キャンテーン、ボトルストーブ、リッド(ふた)、収納バックがセット
- 鍋の長い弦(収納時には短くできる)
- 浅鍋の長い柄(中蓋と接続できる)
まさに、理想的な『調理器具セット』といえるでしょう。
とはいえ、戦闘飯盒Ⅱ型は自衛官が国から貸与されている『官給品』、民間で手に入れることができません。
そこで、民間品として見つけたのがこれです!
現在Amazonで1421円という値段で販売されている製品です。
ちょっとあまりにも疑わしくなる値段で、製作元もよくわかりませんが、一応使える製品ではあります。
どうも、ドイツ軍のメスキットのレプリカ品のようです。
特徴は自衛隊の物より縦に長く、ハンドルが割としっかりしており、ベルトで固定できる。
といったところでしょうか?
中の目盛りは自衛隊のものと違い、2合、4合のラインではないようです。
あとは、手に入るのならばスウェーデン軍の飯盒(メスキット)はとてもおすすめです。
飯盒(メスキット)以外にアルコールランプと風よけストーブ、アルコール容器がセットなのでいつでも煮炊きができるようになっています。
手に入るなら非常に便利でしょう。
ほかにもポーランド軍もかなり近いものを作っています。
やっぱり、野山で長期間の作戦を実行する軍隊は『容器や調理器具』にもこだわりがあるようです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
前回紹介した理想の条件に合う『容器や調理器具』をご紹介したわけですが、
世界の各国の軍隊で使われている形状のステンレス水筒や飯盒(自衛隊の戦闘飯盒Ⅱ型)がかなり理想に近いことをご紹介いたしました。
「やっぱり長年使われ、研究されてきたものには、それだけ機能的に優れてるのだなぁ!」と感じていただけたと思います!
そこで、民間で買えそうなものとして、
の2つをご紹介いたしました。
とはいえ、軍の放出品やレプリカ品、民間の商品など様々にありますので、是非ともこの記事を参考に自分に合う『容器や調理器具』を探してみてください!
ありがとうございました!