こんにちは!智行です!
さて、皆さん、災害の備えを考えるとき、こんな不安になりませんか?
「寒い時期に、外出先で災害に遭ってしまったら…。
電気やガスが止まってしまったら…。
どうやって最初の夜を過ごせばいいんだろう…?」
『3の法則』からも、人間は体温を保持できないと、3時間で生命の危機に陥る!
ということが知られています!
今回の記事では、そんなときに役立つ、
ポンチョでできる、ビバーク(緊急野営)の方法をお伝えいたします!
ビバークというのは登山用語なんですが、もちろん自衛隊にもそれに類する、緊急野営の概念があります!
この記事を読めば、最初の一晩を生きて乗り越えられる可能性が、きっと高まることでしょう!
なぜなら、
「目的地に到着したら、日が暮れちゃってて、しっかりとした設営が出来ない!」
「急な天候の変化で、緊急で体温を保護しなきゃいけない!」
という、状況でも、多くの登山家や軍人さんもビバークで生き延びてきたからです。
決して、確実に安全な方法とは言い切れませんが、
ぜひともこの記事で、『最初の一晩』を乗り越える術を学んでいただければと思います!
目 次
ポンチョで行う緊急野営術、3種類!
ポンチョでできるビバークを3種類ご紹介いたします!
- デブリハットビバーク
- ろうそくポンチョビバーク
- ポンチョビバーク
の3つです!
ぜひ状況に応じたやり方を使っていただけたらと思います!
デブリハット(横になる形)ビバーク
正式名称は聞いたことが無いので、よく似た構造の緊急野営シェルター“デブリハット”型とします。
- 設営が簡単
- 雨がしのげる
- 横になれるので熟睡しやすい
という特徴のビバーク方法です。
やりかたは、上の写真のように、四隅を木の枝の杭や石の重りで固定し、一か所だけ支柱で支え、その中に潜り込むだけのシンプルな緊急野営手段です。
正直、寝袋が無いと絶対に寒いので、大量の落ち葉で中を満たしてしまうとか、中でビニールシートなどにくるまってしまう等の対策が必要かと思います!
非常に狭いのですが、その分体温が逃げにくく、雨もしのげ、横になれるので、条件次第では、熟睡できるビバーク方法です。
実際、自衛隊時代では、100km行軍の中で緊急野営手段として行いましたが、暗闇の中でも手探りで設営することができ、疲れもあってか熟睡できました!
とはいえ、四隅を固定しなければいけなかったり、断熱材となる落ち葉や段ボールが確保できる場所が好ましいので、都市よりも森などで最適な方法です。
くいやロープを携行していれば、より確実ですが、おそらく持ち歩くことはないので、創意工夫して四隅を固定しましょう!
ろうそくポンチョビバーク
- 都市部でも可能
- ポンチョとロウソクさえあればできる
- ロウソクの熱をポンチョで最大限に生かせる
という特徴のビバーク方法です!
やり方は、
- まず、右の写真のように三角座り(体育座り)をし、ろうそくを膝の間にしっかりと倒れないように蝋で固定して立てます。
- 就寝中に足が開かないように膝をベルトで固定します。
靴と靴の間も動かないように間に物を挟むといいでしょう。 - 左の写真のようにポンチョを上から被り、裾を靴とお尻で踏んで、風が入らないようにします。
- そして、最後にロウソクに火を付けます。
注意点は、ご想像の通り、ロウソクとの適切な距離を保てるようにしないと危険という点です!
ベルトや固定で、三角座りをしっかり保持できるように工夫してから行うようにしましょう。
ポンチョビバーク
ロウソクや代用できるような熱源が無い場合、三角座りが固定できない状況では、無理にろうそくを使わないようにしましょう。
ポンチョと三角座りでも、ある程度体温を保持できます。
やり方は、ろうそくポンチョビバークのロウソクを使わないだけです。
- 右の写真のように三角座り(体育座り)をします。
- 左の写真のようにポンチョを上から被り、裾を靴とお尻で踏んで、風が入らないようにします。
根拠として、登山のビバークによく使われる、『ツェルト』があります。
ツェルトはポンチョと近い素材でできていますが、登山のビバークでよく使われ、実際これで助かっている人も非常に大勢います!
コントロールができない火(ロウソクなど)を使った場合、地震の際などは余震が起こる可能性もありますし、自分はおろか残った家まで燃えてしまう可能性がありますので、是非ともこちらの方法を使いましょう!
以上、3つのビバーク方法をご紹介いたしました!
- デブリハットビバーク
- ろうそくポンチョビバーク
- ポンチョビバーク
これらを覚えて、しっかりと状況に合わせて使えると、緊急事態でもある程度体温を保護することができるのです!
結 論
本日は、ポンチョでできる緊急設営(ビバーク)の方法を3つお伝えいたしました!
- デブリハットビバーク
- ろうそくポンチョビバーク
- ポンチョビバーク
これらは使える状況や必要な物も異なりますので、是非とも状況に合わせて使っていただければなぁと思います!
緊急事態に何としてでも、朝まで体温を保ち、生き延びなければいけないときの最終手段!
決して確実だとは言い切れませんが、たった一枚のポンチョが、あなたの命を守る為の最後の砦になる可能性もあるのです!
ぜひとも、あなたの命を守るお守りになったらと思います!
誠にありがとうございました!