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生存自活の原則 生存行動

部屋を安全にする要点!

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こんにちは!小野智行です!

本日は簡単に部屋を安全にする方法に関してお話させていただきます。

現在巷には多くの耐震グッズなどが販売されております。

見栄えもいいので、メディア等でも紹介されることが非常に多いです。

ですので、聞いたことあるなぁ。と思われる方も中には多くおられることでしょう。

しかしながら、そういった耐震の処置は正しい方法で行われていなければ決して効果は発揮いたしません。

本日は部屋の安全化に関する要点3つ紹介させていただきます。

まず第1に、
『重いものは下、軽いものは上』に置きましょう。

これは想像がしやすいかもしれません。

重いもの、例えば大きなお皿や土鍋のようなものを高いところに置くと地震の揺れによって落ちてきたときに、ぶつかって大きな怪我を招くリスクがあります。

また、それだけではなく、重いものが高いところにあるということは、それを入れている食器棚やメタルラック等の自体の重心も高くなってしまいます。

重心が高いということは、安定性が低下、すなわち転倒しやすくなるということを表しています。

重心と安定性の関係は船やメトロノームなんかを想像していただけるとお分かりいただけるでしょう。
同じ重さの荷物を積んでいても、船底のほうに荷物があるか、非常に高くコンテナを積み上げているか倒れやすさは段違いです。

重心を高くしてしまうと、いくらつっかえ棒などで耐震補強したとしてもあまり効果を発揮できなくなってしまう可能性がありますし、高いところの重いものがハンマーのように倒れてくるわけですから、大きなけがにつながります。

『重いものは下、軽いものは上』に置きましょう。

第2に
置く場所にも工夫をしましょう。

よく言われることではありますが、家を安全化するには物の位置も重要です。

例えば寝室、特に寝る場所の周りには倒れそうな棚を置かないようにするというような工夫です。

他にも、包丁を壁につるさないとか、棚が倒れたり、中の本や物が散乱したりして入口をふさぐことがないような位置に置くなどの工夫ができます。

周りを見て「これが落ちたら、倒れたら危険なのではないか」と思う個所をさがし、工夫するようにいたしましょう。

加えて、家具を置く位置によって安全を確保するというのも大切な考え方です。

例えば、ベッドのわきに低くて安定した棚を置くというのも工夫のひとつです。

天井が壊れて落ちてきたり、背の高いタンスが倒れてきても低い棚にひっかかって生存空間が生じ、助かった事例もあります。

このように、物の置く場所によってリスクを減らし、生存空間を作り出すこともできると思います。

第3に
突っ張り棒、金具固定は柱や梁に行う。

家具の固定となると、突っ張り棒や金具固定が推奨されます。

しかしながら、皆さんしっかり固定できていますでしょうか?
基本を押さえていないと、せっかく転倒防止対策を取ったとしても、無駄になってしまうことがあります。

まず、転倒防止対策といえば、突っ張り棒と金属固定の2種類があります。
どちらもご存知ですよね!

ですが、それぞれ難点があります。

例えば釣り天井では突っ張り型は使えないし、特に針のない部分に棒を入れても、地震の揺れで天井がたわみ、家具との間に隙間ができてしまうので、意味を成しません。

L字型金具での固定も、長押や柱などのしっかりした部分に取り付けなければ、揺れによって外れてしまうことになります。

柱がどこにあるかわからない場合には「叩いて鈍い音がする場所に固定せよ」などといわれることがありますが、素人にはなかなか判断が付きにくいです。
設計図面があれば、そちらを参考にしたほうがいいでしょう。

以上で終わります。

読んでいただきましてありがとうございます。

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