生存自活、しませんかー元幹部自衛官が、命を守り、生き残る術をお教えします!

災害、飢饉、石油危機、戦争など。いざという時に自らの生命財産や大事な人を守る為の情報を、元陸自幹部スナイパーが分かりやすく解説いたします!

生存自活の原則 命を守る装備

無人島でも生き延びられる道具の原則!

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もし、無人島に『何か1つ』持っていくとしたら、あなたは何を持って行きますか?

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よくある『究極の質問』ですよね?

無人島ですので、残念ながらライフラインはないことにいたします。

あなたなら何と答えます?

一日でも長く『生き残る』ためにあなたは何を持っていくべきでしょうか?

今回の記事では、そんな質問のヒントになるかもしれない、サバイバルに必要な5Cのお話をします。

『究極の質問』のヒント、そして災害時への備えのヒントになると思います!

興味がある人はぜひ読んで見てください!

サバイバルに必要な5C(5つのC)

まず、最低限必要な装備は「サバイバルに必要な5C(5つのC)」に沿ってそろえるべきでしょう!

5Cに含まれるアイテムは生命を維持するのにダイレクトに影響を及ぼす物品です。

生命を維持するための原始的な道具や装備をこしらえるのにも使えるでしょう。

さらに、天然素材から同じものを作るのは非常に困難で、できたとしても、非常に多くの労力を要します。

逆に、5Cを揃えていれば、あとはその時期状況にあった服装、自然界の知識さえあれば、それほど悩まず旅支度を終えることができるのです!

興味が出てきました?

そんな5Cとは以下の5つのことです!

❶ 切るための道具(Cutting tools)

❷ シェルター関連ギア(Cover elements)

❸ 火の道具(Combustion devices)

❹ 容器や調理器具(Containers)

❺ ひも類(Cordages)

ギアを揃えるときに常に最優先すべきなのは、どんな気候条件でも身体機能と深部体温を維持することです。

「5C」では主に、あなたの深部体温、それに快適性と利便性をサポートしてくれるものかどうかを基準に選ぶといいでしょう。

だから、体温を保護するためシェルターや火熾しの道具、それに水を煮沸処理する容器や調理道具といったギアは、何を差し置いても重要となります。

この基準がしっかり理解できていれば、無くてはならないものと、ただ荷を重くするだけのものとを、簡単に見分けやすくなるのです。

では、せっかくなのでそれぞれの役割や、重要性を簡単に解説します!

❶ 切るための道具(Cutting tools)

切るための道具とは主にナイフやのこぎり、斧、鉈などを示します。

まず、重要な役割として、必要なものを自作することができます。

例えば木で食器を作ったり、シェルターの材料となる木を切り出したり、火を焚くための薪の確保もできるでしょう。

他には、食材を下処理する際にも必要となりますし、時には狩りや護身用にも使用できるでしょう。

都市では中々使いませんが、山などで命を守る為には汎用性の高い非常に重要なツールといえます。

現在、日本では刃渡り6cm以上の刃物や8cm以上のロック機構のない刃物を理由もなく携行すると銃刀法違反に抵触しますし、それ以下のナイフでも携行する正当な理由がなければ軽犯罪法違反で捕まってしまいます。

しかし、ナイフほど正しい取り扱いやメンテナンスが重要なツールもないため、できることならアウトドア等で使い慣れておくことをお勧めいたします。

❷ シェルター関連ギア(Cover elements)

シェルター関連ギアといえばテントやタープ、簡易ベッドやベッドマット、ハンモックなどが含まれます。

組み合わせて、外界から身を保護するための快適な空間を作るための道具です。

『3の法則』でも述べたように体温を保護できないと3時間で生命の危機が訪れます。

夜間、安全快適に睡眠をとれるということは、当たり前に感じますが非常に重要な問題です。

しっかりとしたシェルターを備えているかが、数日間の行動を可能にするか、それとも生きるか死ぬかという状況で過ごす羽目になるかの明暗を分けることになります。

しかし、このシェルター関連ギアが荷物の中で最も体積や重量を必要とすることが多いため、少し睡眠にこだわったばかりに到底自分一人で持ち切れず、車で行ける場所でしか行動できないキャンパーなども多いため注意が必要です。

❸ 火の道具(Combustion devices)

ライターやマッチ、ウッドストーブ、火口などが挙げられます。

火というのは、体温の保護、安全な水の獲得、食材の保存、調理など様々な活動に必要となり、人が最低限文化的な活動を行うにあたってなくてはならないものです。

火をおこす方法は無数にありますが、『命を守る』という目的にに対しては『スムーズ』で『確実』に行える方法でなければ意味がありません。

火をおこすのに汗だくになってマメをつぶして結局つかなかった、では意味がなく、自己満足以外の何物でもないのです。

また、燃料切れや寒くて燃料が揮発しないとか、太陽が出ていないとかという理由で断念することが無いよう、複数の手段は用意しておくべきでしょう。

❹ 容器や調理器具(Containers)

飯盒やクッカー、水筒やソフトボトル、ジップロックなどが挙げられます。

水を集めたり、遠くまで運ぶ際や、採集した食材を保護するなどにつかえます。

さらに重要なのは、水を煮沸したり、食材を調理できることで安全に摂取できるようになることでしょう。

水を集めたり運ぶ、保護するぐらいの用途であれば、実はナイフや火と現地にある物を使って、木製の容器や陶器を作ることも可能です。

しかし、作成には時間と技術を有するほか、熱伝導率や耐久性、携行性の観点から考えてみても、かさばらない範囲で容器や調理器具を持ち歩くべきでしょう。

❺ ひも類(Cordages)

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ひもやロープは様々な材質のものがありますが、どれもご存じの通りものを束ねたり縛ったりすることができます。

非常に汎用性が高く、特にシェルターの作成ではタープを張ったりテント(ティピー)を立てたりにつかえます。

素材によっては解いてラインを使って網を作ったり、罠を作成したり、ほぐして火口として活用でき、非常に汎用性が高い道具です。

こちらも、自然界で同じようなものを作成するのは困難でしょう。

しかし、ひもやロープはその汎用性から使い方を知っていれば非常に役に立ちますが、知らないと全然活用できません。

特にロープワークを知っているだけでも、1/3の力で物を持ち上げたり、森で様々な構造物を作れるため知っていて損はありません。

まとめ

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ざっと紹介いたしましたが、このように汎用性の高く生命を守る為に欠かせない『5C』ご理解いただけたでしょうか?

無人島に何か一つ持っていくのなら…

そんな質問から始まった今回の記事でしたがお楽しみいただけたでしょうか?

私なら・・・

長ーいパラコードですかね。

シェルターやいかだを作ったり、釣りや罠に使って生き延びます。

ナイフや容器は石や木、漂流物で作って…火はなんとか頑張ります笑

まあ、温かくて、自然の恵みが多い無人島ならですけど・・・

このブログでは以降も『あなたの命を守る』ための道具や技術を紹介していきます!

次回は5Cをもとに「生き延びるために最低限どういったサバイバルグッズを揃えるべきか?」というお話をいたします!

ありがとうございました!

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