こんにちは!小野智行です!
生存自活の原則のひとつ3の法則に関してお話いたしました!
本日は川口拓氏が提唱しておられる“命の5要素”というものを紹介いたします!
“命の5要素” とは人が生きるために必要な5つのもののことであり、命を守るために優先順位を示した考え方です!
上の図をご覧になってお分かりになるかもしれませんが、これは“3の法則”がもとになっています。
「それぞれの要素がなければ、これだけしか生きられない」という意味でタイムリミットの短い順に並べてあるのですね!
あなたが生き残るために事前に準備をしたり、被災時などに状況判断しなければならなくなったとき、この法則を知っていれば、より生存率の高める準備や行動を行うことができるのです。
是非とも習得していただければと思います!
「空気がなければ3分、体温が保持できなければ3時間、水がなければ3日、食料がなければ3週間で命の危険がある。」 のです!
それぞれの重要性は前回の命を守る“3の法則”!で解説をした通りです!
ですが、“火”は3の法則に含まれないので、少しご説明させていただきます!
火はサバイバルにとって非常に重要です。
「火がないと死ぬってことはないから、気にしなくていいんじゃない?」と思われそうですが、実は火は様々な要素に絡んでいるため、火が手に入れば様々な要素の確保につながるのです!
まず暖を取ることができるので体温を保持することができます。
また、飲料水を得るために蒸留や煮沸消毒もできます
食べ物もおいしく安全に食べられます。
明かりは精神にエネルギーを与えてくれるし、救助の目印になることもあります。
このように様々な要素の確保を容易にするのです!
ですが、一方で気を付けるべきこともあります。
火というのはご存じのように扱いを誤れば、新たなリスクとなってしまうことがあるのです!
室内で暖を取るために火を燃やし続けた場合、一酸化炭素中毒の恐れがあるでしょう。
震災などの場合、余震が発生して建物や家具が崩れる可能性がありますし、可燃物が周りに散乱している場合も多いでしょう。
そういう状況では、管理できない火を扱った場合、火災の恐れもあります。
暖を取るために火の近くで寝た場合服や髪の毛に引火して火傷などのリスクもあります。
このように、
火は重要な要素でありながら、扱いには細心の注意を払うべき要素でもあります。
“命の5要素” から生きるために必要な5つのもの、命を守るために優先順位そして火の重要性と危険性ををお分かりいただけたでしょうか?
今回は話す内容が少なかったので、最後に少しだけおまけに睡眠の話もさせていただきます!
命の5要素では紹介いたしませんでしたが、重要な要素として“睡眠”があります!
専門家によっては、3の法則に睡眠を入れるという考えもあるくらいで、
疲労により衰弱することを防ぐために3日以内に睡眠をとるべき
といわれることもあります。
睡眠欲は3大欲求のひとつであり、睡眠をとらないのは医学的には2週間が限界といわれているそうです。
そういう意味では食欲よりも優先すべき欲求ともいえるかと思います。
また、睡眠をとらないとしっかりとした状況判断や思考、精神状態を保つことができません。
次回もお話いたしますが、実はサバイバルにおいて精神状態というのも実は非常に重要な要素なのです。
危機的な状況でもしっかりと睡眠をとれる環境を作ることも考えるべきでしょう。
ということで、
次回はサバイバルにおける精神のお話。
サバイバルの究極の装備!をお話いたします!