こんにちは!
今回は、前回予告したように!
目 次
私がおすすめする『シェルター関連ギア』をご紹介いたします!
私がおすすめたい『シェルター関連ギア』は・・・
ハンモック&タープです!
ハンモックはまだまだ日本では浸透していない宿泊方法ですが、海外ではアウトドアにおける『シェルター関連ギア』として非常に人気だそうです。
確かにプライバシーの保護が優先される都市部での野営に関して、テントや車中泊がいいのは間違いありません。
何故なら、ある程度の密閉空間を作ることができるからです。
タープでは、鍵をかけるというようなことも出来ないので、セキュリティ的にも弱く、 不審者や暴漢が容易に侵入することもできるでしょう。
そういった理由で、都市部での一時避難用には大きめのテントか、車中泊ができるセットを用意していただいたほうがいいでしょう。
しかし、
災害後『砂漠並みに生存が困難』な都市部よりも、 日本の国土の7割を占め『生き延びるための材料が豊富でリスクの小さい』森林に脱出するのが賢明だと考えます。
そして、もし都市から離れ『生き延びる』ということを考えたとき、タープとシェルターの組み合わせが、非常に優れていると考えています。
そこで本日は、是非ともマイナーなハンモックの魅力を知っていただければと思い、記事にいたしました!
新たな選択肢と考えて、ぜひご覧ください!
ハンモック&タープのメリット
ハンモックは前回、ご紹介した『シェルター関連ギア』選びに関する5つの原則
- 『空気の層を作る』
- 『水を絶対に防ぐ』
- 『できるだけ地面には直接触れない』
- 『結露や浸水にも気を付ける』
- 『できるだけシンプルで携行容易なもの』
を非常に手軽に満たせるとても優秀な『シェルター関連ギア』なのです!
地面の影響を受けにくい
一歩野外に踏み出すと、平らに整備された場所というのはなかなか見つかりません。
地面が斜めだったり、雨でドロドロにぬかるんでいたり、雪が積もっていたり、石がごつごつして寝心地が悪かったり…
やっと開けた場所を見つけたと思っても、風が強かったり、川や波の音がうるさかったり…
自然の中で、ベストなテントの設営地を見つけるというのは案外大変です。
しかし!ご存じのように、ハンモックは空中に浮いています!
そこに木さえあれば、たとえ地面がどんな状況だろうと快適に寝ることが出来ます!
大雨での浸水、ダニやヒル対策、ある程度の害獣対策だって可能です。
『できるだけ地面には直接触れない』、これを手軽にできるのが魅力です。
工夫で年中快適に過ごせる
まず、夏はハンモックとタープ泊は非常に快適です!
テントと違い、全方位から風を通すことができるので、非常に涼しく快適に過ごすことができます。
蚊帳付きのハンモックなら虫も気にせずに過ごすことができます。
冬も工夫次第でテントより暖かく過ごせます。
積雪地でも地面から浮いているので、地面から熱が伝わってくることもありません。
ハンモックの下に着けるアンダーキルトやハンモックごと包める専用寝袋を使えば、体重で下の断熱層が潰されないためよっぽど暖かく眠ることができます。
タープは結露や溶けた雪が浸水することも無いので、濡れるリスクも減らせるのです。
このように、『空気の層を作る』のも『結露や浸水にも気を付ける』のも容易にでき、工夫次第で年中快適に過ごせるのがハンモックとタープ泊の魅力なのです。
道具が非常にコンパクトにできる
一般的なテントで寝るための道具は
- テント
- グランドシート
- マット
最低でもこれだけ必要になります。
ハンモック同様の寝心地を得ようと思うなら、マットは折り畳みベッドになってしまうでしょう。
このように、物にもよりますが結構な重量や大きさになることもあります。
しかし、ハンモック泊に必要な道具は
- ハンモック
- タープ
以上です!
そもそも、タープはテントの違い、骨がない非常にシンプルな布のような形状です。
その為、テントと比べると非常に軽量でコンパクトに収納することができ、大幅に荷物を減らすことが出来ます。
さらに、ハンモックはイスとして使うこともできますので!
設営・撤収がラク
テントを立てるのと比べると圧倒的に設営がらくです!
例えば、野外で行動中急な雨が降ってきたとしましょう。
雨宿りしようにもテント泊なら平らな設営場所を探して設営できるころには、ビショビショになってしまうでしょう。
しかし、タープとハンモックなら設営はあっという間です。
いい間隔の木さえ見つければ5分程度で組み上げることも可能です。
このように、設営がラクというのは野外での活動にとって非常に重要な要素です。
さらに、撤収の労力は設営よりも、大きく軽減されます。
テントのように「中を掃除し、ポールをまとめ、ペグ、ロープの汚れを落として、畳んで収納」なんてことはありません。
タープなら「木から外して、畳んで収納」以上です。
シンプルな構造
シンプルな構造であるため、簡単に修理もできますし、メンテナンスも容易です!
ブルーシートやキャンバス布、パラコード等があれば、わざわざ購入しなくても 代用や自作することだって可能です。
災害時に物流が停止する状況などを想像すると、シンプルな構造というのは大きな利点です。
ハンモック&タープのデメリット
しかし、デメリットもあります。
プライバシー保護・セキュリティが弱い
基本的には、戸締りや施錠のようなことが難しいため、人が来る可能性がある状況では、プラーバシーやセキュリテーは弱いでしょう。
防犯ブザー等で近づかれないようにする等の処置ができます。
使える人数が少ない
ほとんどのハンモックは一人用です。
二人用のものもありますが、
家族やグループなど複数人で過ごそうと思うといくつも用意する必要があります。
そうすると使える木をたくさん探すのも大変になってしまいます。
木がないと使えない
ハンモックは木がないと設置できません。
木のない場所では地面に置いて使うしかありません。
キャンプ場にも設置できない場所もあります。
国土の7割を占める森林近くに避難した際にこそ活躍できる『シェルター関連ギア』なのです。
風に弱い
タープもハンモックも基本的には風に弱い装備です。
ゆらゆら揺れるハンモックは風が吹くととても寝れた物じゃありません。
タープも強い風では、捲れてしまいやすく、バタバタと音が鳴ってしまいます。
これは設置する場所や、設置方法などの工夫で対処可能なことです。
とはいえ、基本的には風に弱いのです。
まとめ
では、最後に本日お伝えした内容のおさらいです!
ハンモック&タープの
メリット
- 地面の影響を受けにくい
- 工夫で年中快適に過ごせる
- 道具が非常にコンパクトにできる
- 設営・撤収がラク
- シンプルな構造
デメリット
- プライバシー保護・セキュリティが弱い
- 使える人数が少ない
- 木がないと使えない
- 風に弱い
ハンモック&タープの魅力をお分かりいただけたでしょうか?
都市よりも森林で生き延びるのにぴったりの装備だと思います!
次回はいよいよ、おすすめの『ハンモック&タープ』をご紹介いたします!